>>975
金箔は最初からあんなふうに紙のように薄いわけではなく(最初から金の塊を溶かして紙のように薄く鋳造しているわけじゃない)、ある程度の大きさ、まあ金塊というよりは「金粒」だけど、これを段階的に圧して板状に、そして紙のように薄くしていく。

金自体はまずは紙で挟んだり包んだりするけど、それをそのまま直に圧延機や槌(ハンマー)で圧し潰すと紙が破れちゃうから、その上で革で包んだり挟んだりした上から圧し潰して平らに、そして薄くしていく。
そのときに使う革(当て皮、もしくは当て革)には狸の皮が最良、とされてる。