10年以上前、東北某県で夫の祖父の葬式があった
金曜日に仕事休み取って行って、予定では日曜日には帰るつもりだった
が、その地域では通夜が三日三晩、その後告別式という流れ
結局土曜日から月曜まで通夜、火曜日に斎場で焼いて、翌日お墓へ
そのスケジュールも、聞いても誰も教えてくれない
その間、宿泊は公民館で座布団並べ雑魚寝
男達は毎晩酒盛り
女達は明け方に起こされ朝昼晩おさんどん
葬儀会社による葬儀ではなく、集落の住民による葬儀だった

限界集落みたいな場所で、携帯は繋がらない
義祖父の家(義祖母は存命)の家の電話で市外通話は駄目と言われ、職場や実家への電話は自動車距離の公衆電話
「いつ葬儀が終わるのか分かりません」としか言えなかった
風呂も自動車距離の公衆浴場(所謂銭湯ではなく、掘っ建て小屋にコンクリ浴槽がある)
夫の実家は都内なので、夫両親もこのような葬儀になるとは知らず、従って夫も私も2泊程度の用意しかしておらず
しかも、私は当時妊娠中で悪阻も酷くなり、食事も出来ず、とうとうお腹が痛くなりぶっ倒れ、自動車で1時間以上かかる病院へ運び込まれる始末
私の実家(こちらも都内)の両親は「そんな所へ妊娠中の娘を連れて行くなんて!」と激怒

というわけで、特殊な事例による偏見だが、田舎はとにかく苦手