渋滞の最後尾についたとき、後ろからがっつり追突されたことがある。
後ろからの衝撃と、その勢いで前の車に追突したその数秒間の修羅場の中で、口から出たのは悲鳴ではなく
「わ〜やめろ〜」という間抜けな声だった。
自分は昔から人前で感情を露わにするのをなんとなく恥ずかしく思ってて、怪我や病気をしたり、驚いたことがあってもすました態度をしてきた。
ただ誰も見てない聞いてない車内で、事故という大ピンチな状況においてもその性格が発動したのが衝撃的だった。
今でもふと思い出して笑ってしまう。当時は笑い事ではなかったけど。