Twitterっで流れてきた記述を見て思い出した、今から十数年前のまだ私が女子高生だった頃の体験

朝の通学の為、某私鉄に乗り込み目的地まで開く事のないドアに前を向いて立っていた所、何駅か過ぎた辺りからスーツを着た50代位のおじさんが目の前に背中を向けて立ってきた
そのおじさんは見た目普通なんだが、なんだか行動がおかしかった
妙にピッタリと背中をくっつけ私に寄りかかってくるのだ
確かに朝の通勤時間帯だし、見渡すかぎりの人、人、人の激混みっぷり
でも人々が密着し合うおしくらまんじゅう状態のを乗車率200%とするならその日は精々150%位で、すごく混んではいるけど人と人の間に隙間は出来ていてギュウギュウに密着する事はない程度の混み具合。
なのにおじさんだけはもうぴったりと全体重を乗せて私に寄りかかってくる
最初は私が今立ってる場所に立ちたいからそうしてるんだと思い、駅に着いて人の流れが出来た時に横にズレて場所を譲ったんだが、チラッと後ろを振り返ったおじさんは、なぜか私と一緒の方にズレてきて、やはりぴったりと密着してくる
。この辺からもうさすがに不愉快になり、電車が動き出した辺りで揺れに任せておじさんの背中をグイッと押して、無理やり空間を作った
するとおじさんがまた振り返った
振り返ったと思ったら左頬と鼻にすごい衝撃

肘で思いっきり殴られました

「痛いっ!」
って叫んで鼻を抑えたらボタボタと鼻血が噴出。
おじさんはそんな私を無表情で見てきたあと、「フンっ」と鼻で笑ってタイミング良く停車した駅に降りて行った
一人取り残された私は助けを求める為に周りを見ると
乗客みんな、笑ってた
声に出したり指さして笑ったりはしてないけど、明らかにこっちをみてニヤニヤ笑ってた
なんかそれに居た堪れなくなって、自分も次の駅で鼻血出しながら降りた
降りる時に電車の方振り返ったら、まだみんなこっち見ててニヤニヤ笑ってた

ついこないだ、酔っ払いの兄ちゃんが車内でゲロ吐いた時は周りにいた乗客がティシュをかき集めて、兄ちゃんを介抱しつつゲロの上に敷き詰めて駅員呼んで来たりの物凄い連携見せてた
みんな顔は笑ってたけど、私が受けたみたいな、明らかに悪意のあるニヤニヤ笑いではなく強いていえば苦笑い

あの当時の私と酔っ払いの兄ちゃんとの違いが本当に分からない