県内三番手くらいの中学を受験したとき、塾に通っていないのが自慢の同級生男子も受けに来ていた
彼が、「ここは(県内一の難関中学)を受験するための練習で受けに来た」と言うので、
「塾に一度も通わず東大に行く人もいるみたいだしなあ、彼もそういう人かな」と納得した
いよいよ試験が始まると、鼻を啜る声と呻き声?のようなものが聞こえてきて
試験後の休憩時間に声のした方を見ると彼が泣いていた
最初の数問もろくに分からなかったらしい
「学校の成績が優秀だから」だけで親も教師も太鼓判を押して
誰も中学受験の特異さに気づかなかったことと
子供とはいえ、試験問題が分からず泣き出したことは衝撃的だった