>>989
おれは、記憶のある最古の夏(たぶん3歳)とその次の夏、母の手縫いのワンピで夏を過ごしていて、2年目は爽快なこれが着られることで、恒例の夏が来たのを実感していた。
上半身にも風が通るのがミソ。
母親が女きょうだいばかりだったのでそのつもりで誂えたンだろう。
おもらし、おねしょも完治していたけど、その前の年はそれが主目的だったかもしれない。
しかし、なんと言っても、庭先でパンツをくるぶしまで下げて、ワンピの裾を手でめくり上げてフリーハンドでしたオシッコの気持ちよさは今も忘れらない。これはスカートの女の子でも体験できないだろう。

ワンピで近所の子と遊んだり、買い物につれていってもらったりしていたが、回りから名にか言われることもなかった。さすがにそれで幼稚園に行ったりはしなかったが。

ところが、その次の年の夏も期待していたのに、まったくなかったことにされていた。
さすがにワンピ=女の子の服が着たいと言えなかったが、もうちょっとねだっていけばよかったかなと思う。