通勤の帰りに知らない車に追いかけられたこと

当時電車通勤で帰りの電車が最寄の駅に着くのが10時過ぎだったある日、いつものように線路沿いを自転車で家路に向かっていたら後ろから車が走ってきた
時間も遅くて交通量の少ない道路とはいえ車が稀に通ることはあるのだけど過去に何度か変質者に遭遇したことがある私はその時も少し嫌な予感がしたんだ
我が家へ帰るには線路沿いからさらに細い道へ入って少し行くと着くのだけどその道を利用するのは数軒しかいないはず
しかし私がその道へ入ると後ろから車も付いてくるから、その時点で「あ、これ完全にやばい」と思ってすごい勢いで自転車を漕いで我が家の敷地へ入り自転車をとめて玄関に走って行ったんだけどドアには鍵がかかっててすぐに鞄から取り出せなかった
車は我が家を少し過ぎたあたりでとまって(その先は田んぼしか無いからこの辺に逃げ込んだんだと思ったのかな)人が降りてきたから玄関の前にしゃがみ込んで息を潜めてたら少し周りを見渡したくらいで諦めたみたいでまた車に乗って去っていった
幸い我が家は奥まった場所にあったから見つからずに済んだんだと思うけど、今でも見つかっていたら今生きていないかもなって考える
それからしばらくして地元に転職し車通勤になったけど帰りが遅い時は車から降りる時に周りに不審者がいないか確認してしまう