愛媛のご当地アイドル自殺で自己責任論ぶつ松本人志に違和感! 貧困、パワハラ、やりがい搾取…アイドルたち過酷な実態|LITERA/リテラ
https://Lite-ra.com/2018/10/post-4318.html

愛媛県を拠点に活動していたご当地アイドルグループ・愛の葉Girlsの大本萌景さんが今年3月に自殺してしまった事件。
大本さんの遺族が約9200万円の損害賠償を求め所属事務所などを提訴したことから、連日メディアで大きく報道されている。

 そんななか、松本人志がまた自己責任論を振りかざして死者に鞭打つような発言をした。
 大本さんのニュースを扱った10月14日放送『ワイドナショー』(フジテレビ)で松本は、「事務所が悪くないと言うことはできないですけど」としつつも、このように語った。

「こういう(自殺の)ニュースを扱うときに我々なかなか亡くなった人を責めれないよね。ついついかばってしまいがちなんやけど、
僕はやっぱり『死んだら負けや』っていうことをね、もっとみんなが言わないと。死んだらみんながかばってくれるっていうこの風潮がすごく嫌なんですよ」

 松本は17日未明〈自殺する子供をひとりでも減らすため【死んだら負け】をオレは言い続けるよ。。。〉とツイートするなど、「自殺を減らすため」と言ってはいるが、
死を考えるほど追い詰められている子どもに「死んだら負け」などという言葉が届くのだろうか。しかも、わざわざ死者に鞭打つようなことを言う必要があるのか。
いつものこととはいえ、松本の強者の論理丸出しにはうんざりさせられる。


 大本さんを自殺に追いやった要因の詳細は裁判での解明が待たれるが、大本さんの死の背景には、決して自己責任では片付けられない、アイドルとしての労働環境、
所属事務所の社長やスタッフとの人間関係、経済環境といったものがあったのは明らかだ。

大本さんの遺族は、彼女を自殺まで追いやった理由として、過重労働、暴言によるパワハラ、仕事優先でスケジュールを組まれたことにより学業との両立が難しくなっていたこと、
仕事のために転学した全日制高校の費用を負担する約束を事務所が反故にしたことなどを挙げ、所属事務所・hプロジェクトなどを相手に提訴している。