>>974
フランスやドイツみたいに農村を中心としてコミュニティが成立し、それの積み重ねとして地域や地方、ひいては国が成り立っていったところだと、地名がそのまんま名字、って家系が多くなる。
そういう文化だと名字がみんな例えば「シュタッツドルフさん」になってしまうので、「シュタッツドルフの鍛冶屋さんだからメッサーシュミットさんね」(メッサーシュミット、とは「刃物鍛冶屋」の意味)とか
ということで、職業名や容姿が名字になってしまったり。

そういう文化だと「家系を表す語尾」とかよりは「同じ職業の家柄だったから同じ名字」とか「同じような地名に代々住んでた一族だったので名字も同じ」とかが多くなる。

言語体系というよりは文化によるものかな。
スラブ系で「〜の息子」が多いのは父系父権社会の伝統が強いからだし、「〜の家系」や「〜の一族」系は、その民族やその国が(いわゆる)部族社会を基本としてた文化だったから、ということで。