127 おさかなくわえた名無しさん 2008/01/16(水)03:12:56.87ID:R81nsA0z
駅を出てしばらく歩いていたらまわりの乗降客もやがてまばらになり
気がつくと夜道には自分と、前方に同じ方向に歩く女がひとり…
嫌な予感はしたがズバリ的中w
こちらの存在に勘づいた女はチラッと後ろを振り返ってきた
あえてその女とは目を合わさずに進行方向の遠くを見る感じで無視した
女は向き直って前進を再開したが丁字路に出たところで、今度は立ち止まってまたこちらを見てきた
心の中でその女に「頼むから曲がってくれぇ…」と祈ったがそれも虚しく女は直進を始めた
女の脚が心なしか速まったように感じたが高いヒールを大袈裟に鳴らすだけでこちらとの差を広めてはくれない
そしてお次は階段、自分の家はちょっとした階段を行った先
女が曲がってくれる事は無く、例のごとく階段の手前で立ち止まりこちらに振り向く
女がいちいち振り向く度に女との距離が縮まってしまう事に嫌気が差してきた
「はぁ…」と溜め息をついてすこし不快な表情を見せると
女は前に振り返って階段をそそくさと登り始めた
中段まで来たところでまたこちらを振り返る
もうこんな女気にしても仕方がないと思って階段に脚をかけようとしたそのとき
慌てた女が急に走り出したが階段と歩きにくそうなヒール靴のせいでバランスを崩して階段に倒れ込んだ
おそらく手と脛あたりはかなり擦りむいたんじゃないかと思うw
なにか吹っ切れて「ざまあああああwwww」と叫びながら倒れてる女を追い越し
「自意識過剰なんだよブス女!」と吐き捨ててその場を後にした