高校時代の話だけど
文化祭を機にクラスの陰キャのNくんと少し仲良くなった
すっごい大人しくて全然話したことなかったし、いつも一人でいたけど
文化祭の事で関わるようになってから「結構面白いやつじゃん」って思って話しかける機会も増えた

いつもの仲のいいメンバーで帰りにカラオケ行こうという話になり
ちょうどN君もいたので誘ってみたら、快く「行きたい」と言うので5人でカラオケへ

いつもカラオケ行く時は、だいたい1人ずつ順番に曲入れていって
あとは適当に歌いたいやつが曲入れていく感じなんだけど
N君はマイク、リモコン離さず、次々に曲を入れていく

N、N、N、N、俺、N、N、A、N、B、N、N、N、N、N、C、N、N、N、D、N、N、N
て感じの曲順になり、しかもクッソ音痴!クッソ下手!
下手なのもカラオケの醍醐味だと思ってるんだけど
微笑ましい下手さではなく、耳を塞ぎたくなるレベルの下手さだし
聞いてると意識持って行かれそうというか、精神崩壊おこしそうというか
しかも人の順番でも「この曲知ってる。俺も歌う」と大声で熱唱
クソ音痴につられるんで、俺含めみんな途中マイク置いて「N君最後までどうぞw」って感じになってた
好きな歌を汚された気分だった
N君・ザ・オンステージは数時間にも及んだ

その後に、クラスで忘年会をやる事になってたんだけど
どこに行くかという話でカラオケに行きたいというN君
N君の素行を知ってる俺らは、いやいやカラオケはやめときましょうよwと言ったけど
N君はどうしてもカラオケがいいと、女子の中にもカラオケいいじゃん!と言う人らがいてカラオケになったんだけど
当日は言うまでもなく、女子も唖然としてた