怪我ないよね、ないに決まってる!
だからこれは事故じゃないし立ち去っても大丈夫!
怪我したとか言い出す人が当たり屋!
と都合よく事実を脳内で書き換える女っているよな
幼稚園にいってた頃の事だけど、中年女の乗る自転車にほぼ正面から当たられた。
真後ろに飛ばされるように転んで右腕が自転車の両輪に踏まれるコンボ付き。
その後に自転車も転倒。
原因は知り合いと思しき女の運転する自動車が鳴らした挨拶クラクション。
自転車女がドライバーのほうを見て、手を振るのに夢中になり
こっちがいる側へ斜行してる事に気付いておらず接触。
こっちは当たる瞬間の怖さや腕の激痛で転がったまま泣いてたが
二人がこっちにきても起こしたり、大丈夫?と尋ねる事はなく
「この子、転んだだけだし大丈夫でしょ」「泣いてるし頭も打ってないよ」
みたいに会話するだけでそのうち
なぜこうなった?→こうだからだ→そしてそれは…
最終的に「この子が勝手にビックリして飛び退いて、その拍子に転んで泣いている」になった。
今から思えばこの時点でもう脳内の真実は上書きされたんだろうな
「男の子が大げさに泣いてたら恥ずかしいよ」
「もう行くけど、泣き止んでくれないと逃げたみたいになる」って
感じの事を言いながらも行ってしまった。
しばらくは子供心に中年女と目が合うと怖くて仕方なかったな。