少し前のことなんだけど、歩道を歩いていたら、右側から自転車のベルの音と「危ないぞー」と
声が聞こえてきたんだ。
何だと思って右を見てみたら、駐輪場の2階から、自転車に乗った爺ちゃんが自転車のベルを鳴らしながら、
坂を下ってきていた。
駐輪場内では自転車から降りて、押して通行してください、と大きく注意書きのポスターがしてあるにも関わらずだ。
さすがに危なかったので、自分や他の通行人も脇によけたんだけど、すれ違う時この爺ちゃんは「てぇっ!」と、
多分「気をつけろ」的なことを言って、降りてきたスピードのまま、ほとんど減速もせずに走り去ってしまった。
歩道の上をだ。
爺ちゃんの自転車の進む方向と、俺が歩いている方向が同じだったから気づいたんだけど、
夕方で歩道が混んでいるにもかかわらず、歩道の上を自転車で走り始めた。
歩いている人は何人もいたんだけど、自転車のベルを鳴らしたり、先程の「てぇっ!」という声で
歩いている人をどかしながら自転車を運転していた。
中には縁石の上に立って、爺ちゃんの自転車を避けている人もいた。
男性の声で「あぶねーな。どこ走ってんだよ。」という声も聞こえたんだけど、
爺ちゃんは一切気にしていないようだった。
駐輪場の出入り口から5,6メートルくらい先に交差点があるんだけど、
この爺ちゃんは減速どころか、ろくに左右を確認もせずに交差点に入っていった。
歩行者用の信号が赤信号だったにも関わらずだ。
幸い、車の数はそれほど多くなくて、車のほうが減速したり、クラクションが数回鳴ったくらいで済んだんだけど、
危うく交通事故になるところだった。
なぜこんな危険な運転ができる。