叔父・叔母の夫婦が実は叔父と姪の関係だったこと

長女である実の叔母が病死、ご主人も戦死していたので残された一人娘は孤児になった
叔母の弟の叔父のみが兄弟では成人して就業していたため残された9歳の叔母の娘を引き取った
年齢差は13歳

叔父は甲斐甲斐しく育て上げて美しい娘に成長したがいつの頃からか不適切な関係になったらしい
叔父の弟である次男の父と三男は年頃になった姪を早く嫁に出して叔父にも家庭をもってほしく
両者にそれぞれの見合い話などをいくつも持ちかけたがすべて断られた
それで様子を伺っているうちに気がついたそうだ

叔父が独身でありながら孤児の姪をしっかりと育ててくれた恩があり
また姪でありながらそれほど年が違わない父たちは何も言わないことにした
生涯子どもはできなかったが老境になっても仲がたいへんよくいつも笑っている幸せな夫婦だったと思う