どっかで「空き地に車を放置してたら壊された」みたいなの読んだんだけど、うちも似たようなことがあった
と言ってもうちは父が自分の土地に使わなくなった乗用車をナンバーも外して置いてたんだけど、この空き地ってのが父実家のある静岡の田舎で、普段は東京住み。
山の方の田舎って本当にすごいんだよね、民家がポツポツしかないし、空き地なんだか林なんだか誰の土地なんだかわからない。
で、いろんなことが重なって静岡には数年出向けなかった。さらに運悪く、その空き地の周囲三方が竹林だった。密度はスカスカだけど。一方は手入れしないと草が背丈まで生えるみたいな空き地というか空き山?みたいな土地。
3年もあけば立派な荒れ地。そんなこんなで久々に静岡へ行ったら完全に昔話に出てくる山奥の描写の如し。ただ一方の竹林じゃないところは、獣道みたいに草をかき分けたあとがあった。
猪か近所の悪ガキ探検隊かと思ってその場は放置、翌日には近所の隣組のおっさんに捕まって公民館での飲み会になった。
そこに来てた地元の中高生が、隣の市の学校へ通ってるんだけど(近距離に学校がないから)、そこではうちの放置車が一家心中した呪いの車として心霊スポットになってるらしいことを聞いた。
遠くから大学生なんかが夜中に来てることもあるらしい。父はそれを知ったあと、車の中に錆びたような色のペンキをあちこちに垂らしてから東京へ戻った。