ああ、風呂のエピソードは弟じゃなくて息子の話なのか。「弟と風呂にも入ってた」から続いてるからわからなかった。読み直してみても、どちらとも取れる文章だな。
要は、読み手との共通の了解を作る前に省略を利かすから、読みにくい文になる。
志水辰夫の短編とか、わざと誤読を誘ったり論理のおかしい文章と思わせて、後で鮮やかにつないで驚かせる技法もあるが、これは違うな。
自分は知ってるけど相手は知らないことを過不足なく伝えてこそ、文を書く意味があるのだろうに。