こども頃(昭和期)、失踪したりして行方不明になることを‘蒸発’といっていた。(いつの間に聞かななった。)
テレビのワイドショー等の訪ね人コーナー等で、人の‘蒸発’を聞くたび、おれは、本人の意思に関係なく、原爆の爆心地にいた人みたいに、あまりの高熱で一気に溶けてしまうこと(昇華)だと思い、いつ自分の親が蒸発してしまわないか、恐怖をかんじていた。