続き

車の中には他にも初老の方が乗って座っているようだった
旦那はどうしようもないのでJAFの話や保険の話もして携帯も借りたりしていたが「JAFは息子が…」「保険はどこにあるかわからない」的な感じなので旦那が更に相手の車中のポケットやらケースを探していた
その間ずーっとつっ立ってお爺さんは旦那に向かってワーワー言っているだけ
お婆さんは私に「ご主人の仕事場は遠いんでしょ?戻って貰ったり出来ない?」「家は近いの?」「旦那さんが仕事場に行ければねぇ」なんてずーっと言ってる
「仕事先は他県で片道2時間近くかかりますからちょっと無理なんです」と言ったがそれでも同じ事繰り返していた
旦那が車屋な私でもバッテリー上がった時は自分で保険対応している
ラチがあかないので交通量も多くタクシーも多い通りなのでタクシーを止めてお願いする方法もあると思うけどお金はかかると思いますと私は言ったりしていた
ずーっとこれじゃ帰れないとか少ししか止めてないんですなんて話ばっかりしている
人のいい旦那は車屋なのに何もしてあげれないなんてと情けなさそうだったが仕事で疲れているのに小一時間色々対応して結局花見もせず帰ってきた

結果何もしてあげられなかったのも悪いかもしれないがちゃんとその後の対応を伝えて車を出す時も何か叫びながら追いかけてきたので色々と怖かった

気持ちもわかるしいいのだがどんどん図に乗ってくるというか自分でなんとかしようとはならず全て他力本願で自分の事しか考えていないのが途中から本当に嫌だった
緊急事態なのはわかるがああいう風にはなりたくない