…特に大都市圏では、小学生の時点で受験して中学校や女学校に進学するという、戦前の状態に完全に回帰してる。
つくづくそう感じる。
「全ての子供に高等教育を受ける機会を!」
その理念で始まった、「高等教育予科」としての新制中学は、戦前であれば「この子は尋常小学校高等科で基礎学力の
定着を図った方がいい」とされた子達にとっては、完全なる負担であり有難迷惑でしかなかった。
12歳の時点で、小学校低学年レベルの学力しかない子って実際にいるのに、「この年齢になったんだから高等学校予科
教育を受けろ!厳しい校則や先輩後輩の関係を受け入れろ!!放課後も長期休暇中も部活をやれ!!!」ってやったら絶対破綻
するわ。

少なくとも、10歳か12歳の時点で試験を受けさせて、基礎学力が定着してないと判断された子は、基礎学力の定着を図る
教育を受けさせるべき。
学級崩壊や校内暴力はこれで解消されるケースが多いはず。
尋常小学校高等科って、貧乏な子には学費無料の師範学校を斡旋したり、学力に自信が持てたから受験したい、再挑戦
したいという子のフォローもちゃんとやってたんだから。