知り合いのマダムの夫はマルサだった。しかも超辣腕で、
それこそ重箱の隅を突つく如く冷酷に取り立てまくって
業績を上げていた、が、それが為に自殺に追い込まれた
人が何人もいた。しかし本人は何の反省も無く、自分は
国の正義の為に当たり前の事をしていると豪語していた。
所がある日ガンが見つかって入院。みるみるうちに悪化
してその苦しみ様たるや尋常では無かった。しかも中々
死に切れず、長期に渡る生き地獄の苦痛の果てに、絶命。