高校時代の話

友達が自作の漫画を描くのに必要だから烏口(中にインクを入れて直線を引く道具)を貸してほしいと頼まれ
職業系の学校だったので私の学科で今後使うために買った(購入必須ではないが)製図セットに含まれていた烏口を貸した
数週間後、使い終わった道具を返しに来た友達の第一声
「この烏口さあ、ちゃんと手入れしてる?絞めが甘かったよ?しっかりメンテしなきゃ駄目だよお?w」
と何故か誇らしげに私の鼻っ面に人差し指を突き付けてドヤ顔でふんぞり返っていた
しかも「びしっ!!」とか口で言っちゃってんのが実にオタクくさくてかなわん
思わず真顔で「は?何言ってんの?」となった
手入れもメンテも何もクソも数日前に買ったばかりだったんですけど?
ていうかありがとうの前に出てくる言葉がそれ?
これらの突っ込みを入れても「いやあ…私って職人気質だからさあw見る目が厳しくてさあw」と最後までお礼の言葉は出なかった

こんな馬鹿に貸すんじゃなかった
「授業で使う大事な道具を貸すほうが悪い」「自業自得」「貸したお前が馬鹿」などと噛み付かれそうだけど
あくまで学科で使うのは他の道具で烏口自体は授業でも私生活でも使う場面がなかったので貸す貸さないうんぬんは関係ない
人から物を借りておいて礼も言わず偉そうにマウント取ろうとする人間なんているんだな…と引きながらも逆に感心すらしたw