「一番の特徴は、空港のラウンジや搭乗口の写真をアップして、そこに一言だけ添えていること。『しばらく旅に出ます』『東京を離れます』とか。
でも、一番ムカつくのは『さて、どこに行くでしょう?』というクイズ文ポスト。誰も知りたくねーよ、とつっこんでます。
放置しとけばいいのに、頭の悪いそのおじさんの友達がこれにコメントしちゃうんですよね。『もしかして…海外?』とか。どちらも構ってちゃんですよね」
(28歳・江東区在住・飲食店勤務・既婚)

「みんなが今過ごしている東京を自分だけが離れて非日常的な場所に旅出つことをアピールしたくて仕方ないんじゃないですか?」
(27歳・港区在住・自営業・未婚)

こうした“エアポート投稿おっさん”の被害は、会社の先輩や前職の上司とfacebookで繋がっていればいるほど、その被害規模が大きくなるらしい。

「40代のおじさんって、空港にいることをなぜかFacebookにあげるよね〜と以前友達と話してたんですけど、なんでだろうと考えたときに、
同じような毎日を過ごすサラリーマンにとって空港という場所がかなり非日常な場所だからなんだろうなぁっていう結論に落ち着きました。
もともと、facebookは赤身肉や旅行など自分にとって非日常の出来事をアピールする場所。結果、おじさんが何を非日常と思っているのかがSNSの投稿で浮き彫りになってますよね」
(28歳・中央区在住・中央省庁勤務・バツイチ)

さらにこうした投稿をより勢いづかせてしまうのが、空港にいる時間は圧倒的に暇であるということ。
搭乗まで時間があるので、ついスマホで写真を撮影、迂闊に若者とつながっているFacebookに更新してしまうのかもしれない。

「気持ちはわからなくはないですが、こっちはそろそろうんざりしていることに気付いてほしいです。空港第2ビルに着いた瞬間に浮かれてんじゃねーよ、と言いたい」
(25歳・マスコミ営業職・文京区在住・独身彼氏持ち)

「空港にいるときの、他の人とは違う時間を過ごしているという高揚感、選民意識、『俺は全国各地、時には海外を行き来しているんだ』というグローバル人材感をアピールしたいという自己顕示欲は、女子からはバレバレです」
(29歳・研究職・文京区在住・バツイチ)