自分のなかでは衝撃だった話。

祖父の家は結構な分限者で大きな家と田畑を持っている。
祖父母共に他界し、今日祖父母の回忌を行うために祖父母宅(今は伯父があとをついでいる)に集まった。
会食のあとに談笑しているうちに私や弟妹の話になった。
昔やんちゃしてたねという他愛のない話だ。
懐かしいなと弟妹とも思い出を語る。
私「夏には床の間の布袋さんと大黒さんが冷たくて気持ちいいからって
ぺちぺち叩いたり、もたれて本読んでたねw」
弟「そういえば玄関ところの壺に昔入って遊んでたっけw」
妹「今だからいうけど、取りに行くの面倒で(床の間の)お椀で水飲んでたことがあったw」
(床の間から庭に降りてすぐに水撒きに使う水道がある)
懐かしいねと和んでいると
「それらね、人間国宝の作品でそれぞれ数百万するよ」
伯父の一言でぎょっとした。
知らなかったとはいえそういうところで遊んでた自分たちにも、
孫に注意すらしなかったどころかニコニコ笑ってた祖父母のおおらかさ(?)にも衝撃を受けた。