数日間、連勤激務が続いてたんだがやっと全て片付きその日は定時2時間過ぎで帰ることができた。
帰りの電車は混んでいたがなんとか座ることができた。
だが座った途端、それまでの疲れがドッと押し寄せ筋肉が軽く痙攣しているのがわかった。
やばいなぁ最寄駅に着いても立てないかもしれないなぁとか考えていたら途中止まった駅で妊婦さんが乗ってきた。
その時気付いたのだが俺が座っていたのは優先座席だった。
更に優先座席で1番若いのは俺だということにも気付き咄嗟に寝たふりをする。
「おいおい寝たふりかよwww」
若い女の声が聞こえたが無視した。
「絶対聞こえてるでしょwwwヤバwww」
寝たふりする前に俺の前に立っていたギャルグループだろう、他にもいろいろ言っている。
さすがにいたたまれなくなってきた俺は意を決して立ち上がろうとした。
だが身体がいうことを聞かない。
頑張った。俺は頑張ったんだが変な汗が出てきた。
精神統一し全身の力を抜き深く息を吸い立ち上がる一瞬にその全てをかける。
俺は立ち上がることができた。
が、次の瞬間目の前のギャル達にラーっとゲロをぶちまけた。
車内阿鼻叫喚、俺はひとつ上のステージに上がれた気がした。