想像通りのことが起こって半笑いになる。

最近注目されて色んなメディアに取り上げられたり受賞したりあちこちで連載が始まった、とある漫画家というか動画クリエイターがいるんだけど、
その作風が独特で、あっさりした絵と特徴的なアイコンキャラと愛のあるストーリーとシュールな展開で、絶対これはかの御大が目をつけるだろうな、と思ったら思った通りつけた。

クリエイターが何か更新すると、いかにも御大らしい気さくさでツィートしてる。それがもう想像通り過ぎて面白い。ウザい。

かつて御大がブレイク直後のキムタクをサブカルチャー世界に引っ張りこんで絡んでたのを思い出す。懐かしいなぁ。御大、覚えてますか。キムタクさんを。

御大はメジャーになりつつある(決して全然注目されてない時ではない)、もしくはメジャーになってホヤホヤ、なあたりの、
それなりに下積みはあるけどまだ青いって処のターゲットを、いかにも自分が見つけた、前からキミは他と違うと思ってたから是非話してみたかった、などとチヤホヤ誉めそやす。
そして「メジャーな中に隠れていた意外な誠実さや奇抜な思考をボクが引っ張りだしました」みたいな空気を作るのが楽しいようだ。恩人扱いされてぇのか。

そして無事、今回も良い発見をなされた御大、絶対そのうち直でコンタクト取ってインタビューとかするぞ。そして「自分なりの○○○(←クリエイター)」「ぼくの中での○○○への接し方」とか語り出すんだ。わかりやすい。ウザい。

御大を別に嫌いではないし才能ある人だと思うんだけど、なんとなく人としては好きになれないというか、サブカルチャー世界の御大としてのボクの考え、みたいなのを語りたがるから胡散臭くてちょっと敬遠しがち。
オッサンは語りたがる生き物だし、しかもそれが仕事だからしょうがないんだけど。

しかしあのクリエイターは根本が地味にコツコツ作業を体現してるような人なんだから、あまり変なサブカル臭つけないで欲しいもの。