創価学会と『人間革命』
・『人間革命』とは、創価学会名誉会長池田大作の小説である。創価学会では、日蓮遺文を
 「御書」と呼び聖典としているが、『人間革命』も「現代の御書」とされ重視されている。

・創価学会は平成3年(1991年)に破門されるまでは日蓮正宗の信徒団体だった。日蓮正宗
 ではその総本山大石寺の大御本尊を唯一絶対とし、創価学会も大御本尊を神聖視していた。

・『人間革命』の大部分は破門前に執筆されたため現在の信仰の在り方と齟齬が生じている。
 「時代の進展によって変更しなければならない教義や、矛盾に満ちた宗教は、誤れる宗教
 と断定すべきである」(『人間革命』第二巻)
 「なにがどうあろうと、なにがどう起きようと、日蓮正宗の信仰だけは、絶対に疑っては
 ならぬ」(『人間革命』第六巻)

・創価学会は平成26年(2014年)、大石寺の大御本尊は〈謗法の地にあるので受持の対象に
 しない〉と聖教新聞で宣言した。教義を変更し、日蓮正宗の信仰を全否定したのである。
 このような「矛盾に満ちた宗教は、誤れる宗教と断定すべき」ではないのだろうか。