殺人事件なんかのルポルタージュ系の読み物
娯楽的な意味ではなくてすごく面白いし、あれば読んでしまうし、
動機の背景やら人間関係の難しさやら人間の闇やら
社会の矛盾やらといろいろと考えさせられるし、学術的な意味でも
一定の必要性はあると思うんだけど、
その特性上、被害者や関係者の知られたくない(なかった)ような
事実も書かれているわけで、その意味ではなんか被害者や関係者が気の毒になる
一定の必要性があると思いながらも、同時に「こんなこと書いてやるなよ」とか
「どこまで被害者を貶めるのか」とか、「こんなこと遺族や友人たちは
知りたくなかっただろうな」とかいろいろ考えてしまう
しかし、そういう部分を曖昧にしてぼかしてしまったらルポルタージュの意味がないし、
そこらの普通の新聞記事と変わらなくなる
矛盾してるけど、殺人事件のルポルタージュ系の読み物には賛否含めて
非常に複雑な思いを持っている