3生日
子猫がミルクをよく飲むようになり、鳴き声もはっきりしていました。 
輸液が効いたのか、それとも何もしなくても回復したのかは正直なところ不明です。 
ただ、母の話では、皮下注した部分が見る見るうちに吸収されていったそうで、 
輸液としては機能したのでしょう。 
 
それと、このあたりで両眼周囲の腫脹が著名になり、遮光器土偶のような外見になりました。 
弟1(外科医)を呼び、メス刃で切開排膿。 
大量に排膿できましたが、細菌培養は提出しませんでした。 
検査伝票の名前に何と書いたら良いか、わかりかねたからです。 
多分、検査担当者も名前に「名無しの猫」と書かれても困ったでしょうし、
これで診療報酬を請求するわけにもなあ、と。
 
弟1「つーか、小さい生き物なんだから、お前(私)か親父が23か25G針で突いても良かったんじゃね?」 
私「いくら何でも体重100gの超出生体重児なんぞ診たことない。せいぜい極低出生体重児までだよ」 
とか言ってたら、 
弟1「俺だって猫専門外科医じゃねーよ!」 
と言われましたが、もっともです。 
 
その後、5日ほど便が出なくなって、子猫の体重からグリセリン浣腸液の量を計算。
サーフロー針の外筒とシリンジで浣腸した以外は目立ったトラブルなく、元気に成長しました。
ネコ好きの内科医が見に来た頃にはすっかり回復していました。
父も、「結局のところ、俺は仕事以外に生き方を知らん」と無理のない範囲で仕事を再開。
気が付けば、全てがうまくいったお話でした。
以上、スレ汚し失礼いたしました。笑っていただけましたら幸いです。