0443おさかなくわえた名無しさん@無断転載は禁止
2017/08/05(土) 01:31:45.15ID:MqK26wZyインターネットなんていうものはその存在すらない時代。自分が中学生の頃、最初の湾岸戦争が終わった。
その頃にはPKOだの自衛隊の海外派遣だので話題が持ちきりだったので、文化祭のクラスの研究発表は自衛隊について調べようということになった。
クラスをいくつかの班に分け、それぞれにテーマを決めて研究発表することになったのだが、その一環として、自分の班は「地元の自衛隊の駐屯地に見学に行こう」という話に
なった。
しかしそこは中学生。今ならグーグル先生に聞けば一発だが、自力ではなかなかノウハウがわからず、とりあえず親に相談してみようということになった。その悉皆を任されたのが自分。
自分は家に帰ってすぐに「文化祭で自衛隊について調べることになったんだけど、地元の駐屯地に見学に行きたい。どうしたらいいだろう」と親に相談した。しかし、その返事は
「お前なんかが行ったところで相手になんかされるもんか」
だった。
昔から何かやりたいこと、挑戦したいことがあると「お前なんかにできるもんか」がその答えだった両親と祖父母。しかし今回は現場の自衛官に質問したいことや班で調べていることをまとめ、
「こういうことを調べたいんだよ」と談判したが、
「お前なんかが行ったところで『そういう質問にはお答えできません』とか言われて終わりだ」
と素っ気なく言われ、目も合わせてもらえなかった。
何度相談しても同じように返され、学校に行けば班の仲間に「どうなった」と煽られ、板挟みの状態。
ここで「うちの親がダメでさ」と他の班員に投げればマシだったのかもしれないが、妙な責任感に駆られた自分は班員に「もうちょっと待って」と言い、何度も親に相談するが、
答えは同じ。まあ、自分もバカだったね。
そうこうしているうちに、他の班が地元の駐屯地の見学に行った。自分も続けて談判するが、ダメ。当然、自分は班の仲間からバッシングを受けた。
続きます。