腐乱死体を目の当たりにして、人生観が変わった

爺さんの友人が今で言う「結婚する奴はアホ」というじいさんだった
独身を貫いてかくしゃくと生きてたから、俺は最悪結婚なんかしなくてもあの人みたいに生きれる、と思ってた

数年前、そのじいさんの死に方は夏の夜中に心臓発作が起きて、以来誰からも見つけられなくて、腐乱した状態で発見
身近にそんなこと起きると思ってなかったから、俺はもうびびってたんだけど
何よりもご近所の責任の擦り付け合いや噂話が怖かった

「家族がいたら助かったのに」からはじまって、なぜ近所なのに気にかけなかったのか…みたいな空気になった時に、隣の家のおばさんがブチギレて
「親戚でもないのに、そんなところまで気が回るわけないでしょう!」
「結局あの人は、結婚しなかったからこうなったのよ!自分のせいでしょ!?」
「この世にあの人の面倒みる義務のある人なんて存在しませんから!そういう風に生きた人なんだから!」
と叫んでた

その声を聞いてから、なんだか妙に得心がいって、今婚活してる…