そして、ある日突然彼からメールがきた。
「別れてくれ」
あぁ、この時が来たかと私は思った。
彼と電話で話すとこういう事だった。
・同時進行で女がいる。
・私には感謝してるが、貯金通帳が10万円以下になったから用済みだ。
・女の方と結婚を前提としてお付き合いする。
彼女は天涯孤独で貯金もあるから2人で何とかしていける。
流石に、これは堪えてつい最近まで引きずった。

ここからが私的にはスカッとした話

私は彼には身分を明かさなかった。
それは両親との昔から約束だった。
実は私の家は一部上場会社の一族
私名義の貯金は別にあって、そこには私が働いても一生手に入らないレベルのお金を先祖から受け継いでる。
家も質素な作りにしてるし、私自身あんまり高い服が好きじゃなくユニクロとかそこらでしか買ってないから彼は気づかなかった。
なので、借金をチャラに出来るチャンスを彼は不意にした。

それともう一つ。
実は、彼が立ち上げた事業は私の親戚が生きてる業界で30手前に捨てられた私を不憫に思った親戚が、その業界に真実を話すと彼の方はドンドン取引先がいなくなった。
お陰で今は借金地獄が更に加速して彼は暮らしている。

これからもニヤニヤしながら私は高みの見物をする予定。