「韓国は法治国家か」前最高裁長官が徴用工訴訟介入を否認 
朴前大統領は「大恥かかぬよう」と指示


 【ソウル=桜井紀雄】韓国最高裁が日本企業に賠償を命じたいわゆる徴用工訴訟で、朴槿恵(パク・クネ)前政権の意向で確定判決を先送りさせたとして、

 職権乱用などの罪に問われた前最高裁長官、梁承泰(ヤン・スンテ)被告(71)の初公判が29日、ソウル中央地裁で開かれた。

 梁被告は「全て根拠がなく、中には小説のフィクションのような話もある」と起訴内容を全面的に否認した。

 梁被告は「人を罰する材料を探し出すための捜査は法治主義を破壊し、憲法に反する。それこそ権力の乱用だ」と述べ、検察の捜査を立件ありきだったとして痛烈に批判。

 公判を通じて韓国が法治国家か「検察共和国」かが決まるとも主張した。
https://www.sankei.com/world/news/190529/wor1905290026-n1.html