高校の時、生徒会長に立候補しようとしたら担任教師に止められた。
それで学校生活で自分が不遇なのは先生達が自分に意地悪してるからだ!
教師の横暴を絶対に暴かなければ!みんなもそう思ってるに違いない!と思い込み
へんな負けん気を出して立候補を決行した。

全校生徒前での演説は、絶対にウケるはずだと思い
『こんな生徒会長はいやだ』を実行した。
元気が出るテレビでたけしがやっていたころで間違いないだろうと踏んだのだが...

静寂はどこまでも広がり、自分の声とフィリップをめくる音だけが体育館に響いていたのだけはまるで昨日の事ように思い出せる。
あれ?あれ?と思って涙目になってきたころ、女子ヤンのウザくね?みたいのが聞こえてきて
男子ヤンキーが「ばーーーーーーか!!」
と叫んで全校生徒約400人が笑ったなか、もう涙が止まらない自分を先生達がやさしくかかえて壇上から降ろしてくれてその後のことはわからない。

教師は自分の人気とかポテンシャルじゃ無理だから親心で止めていたと知った。
その場にいた妹はその後必要最小限の口しかきいてくれなくなった。

なお、得票率は意外と高かったが落選でした。