子供の頃からカースト底辺のオタク系グループにいて
割と引きこもりだったから外に遊びに行くような友達もほぼいなかったけど
グループ内では馴れ合いが凄くてお互いに可愛いとか美人とか
言い合っていたのとネット上でもオタサーの姫みたいな事を
やっていたので自分の事をそこそこ可愛いと勘違いするようになっていった

校内には明らかに自分より可愛い子は沢山いたはずなのに
あの子達は髪型やメイクとかでごまかしてるとか素材は私の方がいいとか
向こうは綺麗系だけど私は万人受けする清楚可愛い系なんだと思ってた
そして少し男子に話しかけられただけで自分に気があると勘違いして
きっと恥ずかしくて告白出来ないんだろうな☆とかトチ狂った妄想をしてた

高校卒業して大学に進学してそこで初めてオタでも派手系でもない
「同い年の普通の女の子」と接するようになりいかに自分がブスで
垢抜けなくてコミュ障でいろんな面で欠けててしょぼくてつまらない人生を
送っていたかという事に瞬時に気付き猛烈に恥ずかしくなって激しく落ち込み
自分が下の下の女であった事を理解してようやく身の程をわきまえるようになった
基本的に陰キャだったから別に誰に迷惑をかけてたわけでもないんだけど
時々思い出しては死にたくなる