令和の時代に那須川天心はボクシングの世界王者になれるのか?
2019/5/1(水) 7:48
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https://news.yahoo.co.jp/articles/31705facecbf94e627e5d124821e7e

「メイウェザー戦も見ましたが、キックボクサー特有のやられ方でしたね。キックのパンチとボクサーのパンチは全然質が違うんです。
しかも、階級が何階級も上で、世界のトップ中のトップのメイウェザーです。パンチに度肝を抜かれたんじゃないですか。

ハッキリ言ってすでに今の実力は日本王者級はあると思います。ハンドスピードがあり、何より反射神経がいい。体幹がしっかりしています。サウスポーの利点を生かし相手のパンチを引いて打つ左ストレートのタイミングなんかも抜群です。

ただ世界クラスか?といえばそうじゃない。現段階では多くの問題を抱えています」
戎岡が指摘する問題はパンチを打つ際の重心の位置だという。

「後ろ重心なんですよ。これはキックボクサーの特徴なんです。キックボクサーがボクシングに転向して成功しないのは、この癖が抜けきらないからで、パンチに体重が乗らず一発に威力がないんです。

天心のこの前のRIZINでの試合は、その典型です。フィリピンの選手は、あれだけパンチをもらって平気な顔していましたよね。

ボクシングに転向するなら悪い癖が染みついてしまわないうちの方がいい。でも、今の段階では、それができていないから、天心とやれることになれば、僕にもチャンスはある。ガンガン前へ出て、相打ちを狙っていけば潰せます」