見るべきものの何一つ無いスパーリングでしたね。体格云々ではなく、実力差があり過ぎます。赤子と大人、あるいは小型車とダンプカー以上の違いですよ。

 那須川はあくまでもキックボクシングの王者であって、ボクシングはズブの素人であることを示しました。
この子にはサイドステップがまるでなく、前後の動きしかできずにメイウェザーの真正面から攻撃を仕掛けてしまった。RIZINやキックの世界では、あれでもいいのでしょうが、ボクシングはそんなに甘いものではありません。

 メイウェザーが既に引退した人間であっても、あの力量で、かつての世界チャンピオンに向かっていくのはボクシングを舐めているとしか思えません。
今後、この子がボクシングを真剣にやることは無いでしょうし、やったところで成功は期待できません。
日本の格闘技界という狭い世界では通用しても、世界中の強者がひしめき合うボクシング界では生き抜けないでしょう。ボクシングとは、それだけワールドワイドな競技なのです。