HIV感染不告知で内定取り消し=社会福祉法人を提訴−札幌地裁

訴状によると、男性は昨年12月、道内の病院のソーシャルワーカーの求人に応募し
HIVに感染していると告げないまま内定を得た。
しかし、以前に患者として受診したカルテを病院が発見し
電話で「話が違う」などと指摘。

男性は「勝手に人のカルテを見ることが一番の問題点。
医療水準は格段に進歩しているが、社会的には差別
偏見が残っている」と話し、病院を運営する社会福祉法人
「北海道社会事業協会」(札幌市)に慰謝料など330万円の損害賠償を求め札幌地裁に提訴した。