首都圏の最難関中学に生徒を多数輩出していることで知られる大手受験塾「SAPIX」出身者が、
将来卒業する大学の中央値が、いわゆるMARCH(明治、青学、立教、中央、法政)に届かないと言及。
これが受験生を持つ親に少なからず動揺を与えているという。

「大手の中学受験塾の場合、小3年の終わりから入塾して受験までにおよそ300万円ほど、家庭教師をつけるとさらにかかるといわれています。
せっかく多額の費用を支払っているだけに、わが子には東大、京大をはじめとする国立や医学部とはいわないまでも、
早稲田、慶応くらいには進学してほしいというのが親の本音でしょう」(塾関係者)

だが当然ながら、すべてのSAPIX生が最難関中に進学するわけではない。

「SAPIXも入塾者数が増加し、細かくクラス(コース)分けがされていて、最難関中に合格できるのは、
αといわれる一部の階層の生徒に限られます。
特に、中学受験を経験していない、地方の名門公立高校から有名大学に進学している親御さんにとって、

わが子が将来的にMARCH程度にも進学できない場合、その現実は受け入れがたいことのようです」(前出・塾関係者)