慶應大といえば近年、早稲田大とダブル合格した学生が早稲田大に入学する傾向が指摘されている。21年12月16日付「東洋経済オンライン記事」によれば、早慶の同じ系統の学部に合格した予備校大手・東進ハイスクールの入学先としては、調査対象となった9学部のうち、早稲田大の政治経済学部を含めて6つの学部系統で早稲田大を選ぶ学生の比率が高かったという(21年入試分)。また、21年から早稲田大の政経学部が大学入学共通テストの数学受験を必須としたことで、東京大学や京都大学をはじめとする国立大学の受験者が同学部を受験しやすくなり、国立大学を落ちた学生が慶應大の経済学部から早稲田大の政経学部へ「流れてしまう」ことへの対抗策として、国立大志望者が論述問題への対策として力を入れている読解力を試す問題を取り入れたのではないかという声もみられる。
「早稲田大や東大、京大を落ちた人を取り込もうという意識は以前から慶應大にあったでしょうから、今回の出題形式の変更と関係があるとは考えにくい。また、今年に限らず慶應大の英語の問題が東大の問題に似ているとはいえない」(もりてつ氏)

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