東日本の主要大学の共通テスト方式の志望状況を見ると、共通テストが必須の国公立大志望者の併願が多いこともあり、難関・準難関大の志望者の減少は緩やか。早慶上智では、共通テスト方式を実施している早稲田大と上智大の志願者が増えそうだ。早稲田大は、23年度入試から教育で共通テスト方式を新規実施。上智大は従来の4教科型に加え、私立大専願者が受けやすい3教科型を導入することが志望者増の要因だ。

「上智大は、多教科型による国公立大志望者に加え、3教科型で私立大志望の最優秀層の獲得に乗り出したのでしょう。新方式の導入に伴い、上智大の志願者が増えると思います」(駿台の石原氏)

 MARCH(明治大、青山学院大、立教大、中央大、法政大)では、明治大と法政大の志願者増が見込まれている。多様な学部構成により、多くの受験生の志望対象になることが要因だ。他の3大学の志望者は前年比9割強で、ほぼ前年並みとなっている。

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