俺が東京生まれ東京育ちじゃなかったら駅弁大学に行きたかったなぁ

少年時代を田舎の雄大な自然に囲まれて送り何十分もかけて遠くの小中学校に通い
高校では芋くさい同級生と青春を謳歌し年に一度の合唱コンクールに精力を注ぎ
家では遊ぶ暇もなく教科書の予習復習を完璧にこなし
やっとの思いで共テ7割から駅弁大学に合格
教師や周りの大人たちからはすごいすごいと囃し立てられ
鼻高々で入学しこれまた芋くさい同級生と青春を謳歌し地元で一番の商店街を練り歩き
受サロで東京の私立大学を叩きながら劣等感を爆発させ
ボランティアサークルで知り合った身長150センチの芋くさい女と付き合い
卒業後は町役場の係長である父親から強く勧められた地元の市役所に就職し
上述の芋女と結婚して市役所から車で30分の一戸建てを購入し
子供を2人育てお前たちは県庁に行くようにと勧め子供たちも駅弁大学に送り込み
年収600万の課長で定年を迎え庭で家庭菜園を嗜みながら県庁に就職した子供たちを誇り
田舎の雄大な自然の中で死んでいく


俺も田舎でこんな有意義な人生を送りたかったよ