私立大学医学部医学科の付属推薦入学方式
2021年の私立大学医学部医学科の付属推薦入学者

(1)慶應義塾大学医学部医学科 
入学者数110 内部推薦入学者43 医学科の内部率39.1%
各校別にそれぞれ医学部への進学人数枠が決まっている。
塾高22 女子5 藤沢7 志木7 NY学院2

(2)日本大学医学部医学科
入学者数119 付属推薦入学者10 医学科の内部率8.4%
日本大学の内部推薦は
1 基礎学力選抜推薦(日大付属の全高校生の各学年で受験する3回の基礎学力到達度テストの成績で推薦する方式(高校1年4月実施分を除く))
2 付属特別選抜推薦(日本大学各学部が日大付属各校に推薦枠人数を指定し、各付属校で推薦者を決め推薦する方式)
3 基礎学力選抜推薦のうち、学部によっては成績上位者に対して、日大推薦権を保持しながら国公立大学受験を認める方式

このうち、医学部医学科は1の基礎学力選抜推薦のみであることから、学力さえあれば正付属・特別付属・準付属のどのカテゴリーの付属からでも推薦のチャンスはある。
ただし、毎年、日大医学部医学科に入学者を出し続けていいる付属は日大二、日大豊山、日大豊山女子、長野日大の4校が中心。
基礎学力選抜で全付属校生徒約1万人のうち上位100位くらいまでだと可能性はあるといわれている。
上位の生徒は他大学(国公立大学)等に抜ける生徒も多いため。

(3)東海大学医学部医学科 
入学者数107 付属推薦入学者21 医学科の内部率19.6%
東海大学の内部推薦は東海大学系列14校が同時に行う学園試験は、全学年対象で4月に行われる「学園基礎学力定着度試験」と3年生対象で11月に実施される「学園高大連携総合試験」の2種類がある。
その試験に基づき推薦者が決まる「学力付属推薦」、部活動の実績で決まる「特別技能推薦」、文化部門の実績で決まる「特別推奨推薦」の3種類がある。
医学部は「学力付属推薦」のみ。
東海大系列校5000人中100番以内に入っていれば医学部医学科への推薦の可能性があるといわれている。
毎年、医学部医学科への入学者を多くだしているのは、東海大相模と東海大高輪台で1学年の生徒数は多いものの毎年、約5名ほど医学部医学科へ入学者を出している。
また、東海大学は付属からの内部推薦者については全学部、入学金が半額になる特典もある。

(4)東邦大学医学部医学科 
入学者数115 付属推薦入学者17 医学科の内部率14.8%
(駒場東邦3、東邦大東邦14)
内部推薦は駒場東邦と東邦大東邦を合わせて25名枠
各校長の推薦に基づき適性試験、基礎学力、面接、調査書で合格者が決定される。
例年、駒場東邦が3名程度、東邦大東邦が15名程度

(5)獨協医科大学医学部医学科 
入学者数120 付属推薦入学者6 医学科の内部率5.0%
(獨協高校4、獨協埼玉高校2)
獨協医科大学の推薦基準を満たし推薦された場合には学力試験(英語・数学)、小論文、面接等の試験を経て、合格者が決定される。
内申書の基準は「全科目3.7以上」

(6)近畿大学医学部医学科 
入学者数95 付属推薦入学者8 医学科の内部率8.4%
近畿大学は付属校のために特別推薦入学試験制度があるが、医学部医学科については別の特別推薦入学試験制度で推薦される。
準付属の近大泉州高校には医学部医学科の特別推薦枠はない。
近畿大学附属高校については医学部医学科特別推薦を受けることができるのは中高一貫の医薬コースに在籍している生徒に限られている。
医学部医学科への入学者が多いのは近大附属と近大豊岡で毎年4名程度。その他には近大和歌山と近大広島が1名いるかどうかというところ。

(7)福岡大学医学部医学科 
入学者数110 付属推薦入学者4 医学科の内部率3.6%(附属推薦のみ)
内部推薦者の合格者は福岡大大濠高校の生徒4名のみ。
福岡大医学部医学科の附属推薦枠がある。毎年変動するが2021年度は7名。(福岡大大濠5名、福岡大若葉2名)
ただし、福岡大大濠は福岡大医学部に一般入試で合格する生徒も毎年10名程度いる。

(8)川崎医科大学医学部医学科 
入学者数126 附属推薦入学者23 医学科の内部率18.3%   
附属高校用の学校推薦型選抜で川崎医科大学へ進学することが可能。
小論文、適性試験(英語・数学・理科)、面接のほか書類全般の総合判定により選考される。
https://medaka.5ch.net/test/read.cgi/kouri/1634796031/1-63