. . . . . .. . . . . .
                      井上円了の教育理念 歴史はそのつど現在が作る
                      https://www.toyo.ac.jp/uploaded/attachment/14179.pdf

   _ __ _ _          円了博士の哲学の最終地点は、『奮闘哲学』にある。
  '´         `  、        そこでは力強い、どこまでも現実重視の、生命力にあふれた
             ヽ.      世界観が展開されている。この書の中で、哲学に「向上門」だけでなく
   )ヽ、_,,,..._    ヽ、_,   「向下門」もあると説いたことも、円了博士の独創性を示している。
   iー-、::_: `、ゝ_,,-  ノ  経済学、法学、政治学等のいわゆる実学ではなく、
   ノ::`ー_-_ノ ノ ノ_,-",イ /    哲学こそを人間形成の根本においた教育者は、
,-、 |::::.ヽ _。ヽ:: /_。フ' lノ .    当時ほとんどいなかった。その卓越した教育理念によって、
|6`i/:::.,, -.―'' /i|.ー-、. l      古来、三田の理財、早稲田の政治、白山の哲学と並び称されたのである。
ヽ ::: i ::    ⌒   : . l     (234-235ページ)
ヽ`! | ::     /ニ`i   /  .                 , -_二―ァ
 `|:. ヽ、   i_,,,、/  /   ,r‐'''''_二二ニェ_、_   , ‐,´‐"  , ゙
  ,!:::._ヽ___/     ,‐''"´       `'‐`ヾ//    , ゙
  | ̄ ̄ ̄ ̄||| ̄| .   /               /゙7    , ′
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄γ⌒ヽ            / /    /