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【3級】
試験時間は120分(2時間)。商業簿記のみが出題され、工業簿記はない。100点満点中70点以上で合格である。
合格率は例年40〜50%程度。簿記初心者にオススメの級である。数ヶ月真面目に勉強すれば合格できるはず。
情報処理の資格で例えるならITパスポート試験と同じくらいの難易度だろう。職業訓練校でも簿記3級を目標に頑張りましょう、な科もちらほらある
履歴書に応募資格として書いても通用するギリギリのライン。未経験で片手間レベルの事務作業を行う職種ならなるほど、と頷いてもらうくらいは出来るだろう。
また、税理士事務所など高度な事務処理を行う事務員として働く場合はパートであっても3級以上が求められる所も少なくない。
ただ3級はあくまで「業務に必要最低限の簿記知識がある事の証明」なので、とりたてて有利になる程の影響は期待できない。特に商業高校卒業でこれを書けないと実力を疑われてしまうレベルである。
専属的な経理事務に携わる・他の応募者にリードをとりたいならもう少し上を目指す必要がある。

【初級】
昔は4級と呼ばれていた。紙媒体の筆記試験ではなく、CBT方式(Computer Based Testing)の試験である。
CBTとは試験会場などに設置されたパソコン上で受験する試験のことである。現在では日商簿記初級の他、ITパスポートや漢字検定、英検などでも利用されている。
3級以上が経理担当者などを対象としたプロ向けの試験であるのに対し、初級は職種を問わずすべての社会人を対象としたアマチュア向けの試験である。
尚、これに受かったからといって履歴書に書こうなどと思わない方がいい。はっきり言って英検3級と同じくらい恥ずかしい。
いわば一般常識に毛が何本か生えたレベルの試験で、実務に耐えうる専門的な知識とは言えないからだ。
仮に履歴書の資格欄に書いて応募しても良くてスルー、裏で物笑いの種にされたり最悪「(こいつこんなのしか書くこと無いの?)」と 逆にマイナスイメージを抱かれ不利になる可能性さえある。