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【2級】
日商簿記で最もメジャーな級。就職や転職で有利になるのは2級以上である。
試験時間は120分(2時間)で、商業簿記と工業簿記の2科目が課される。100点満点中70点以上で合格となる。1級と違って科目ごとの足切り制度はない。
比較的簡単な回と難しい回の差がとても大きい。やさしい回の合格率は30%を超えるが、逆に鬼のような回だと合格率が15%未満になってしまうこともある。
最近はかつて1級で出題されていたような内容(連結会計など)が追加されて、昔と比べて難易度がかなり上がっているらしい。そのため準1級と揶揄されることも。
正直、簿記初心者がいきなり2級に挑戦するのはあまりオススメしない。
これに合格すると就職や転職で有利に働く他、公務員採用試験で加点対象となることもあるなどメリットが大きい。
事務所のパートなどならこれだけで面接前から採用候補にして貰える可能性さえあり、大手の経理や総合職、工場の事務所の正社員を(特に中途で)狙うなら必須と思っていい。実際応募にあたって「簿記2級必須」としてる企業も多い。前述のとおり、1級は税理士試験の足掛かり扱いであるため、企業の経理がやりたいのであれば2級で十分。
勿論、1級合格と履歴書に書いて面接に臨めば面接官からの注目度も大きくアップするだろう。
商業高校では在学中に日商簿記2級に合格できればそこそこ優秀な部類である。クラスでも一目置かれるかもしれない。
他の資格試験(国家試験)だと、不動産の宅地建物取引士(宅建)や、ITエンジニア向けの基本情報技術者が日商簿記2級と同じくらいの難易度と言われることが多い。