最近、多くの大学でリベラルアーツ系の学部が増えていて、過剰に宣伝されているきらいがあるが、だまされるな。リベラルアーツ系の学部が増えている理由は、金がかからないからだ。国公私立とも、実情を言うと予算はかなり厳しい。どこも大学内でリストラをやっていて、結果的に新しく作られるのが金がかからないリベラルアーツ系の学部になっているだけ。アメリカのリベラルアーツカレッジと日本のリベラルアーツは全く意味が違う。アメリカは大学院が学歴のメインで、リベラルアーツカレッジというのは、メディカルスクールやロースクール、ビジネスクールに進学するための進学校のようなもので、エリート教育をしていると言える。日本の場合は学部が実質最終学歴のケースがほとんどで、どこの大学・学部を出ているかで評価される。リベラルアーツほど、学生をだましているものはない。