しかし、合格者がそのまま「霞が関」の官僚になるわけではなく、腕試しで受験して合格した学生もいる。合格者は希望する官庁の面接を受けて合格すれば、晴れてキャリア職に就くことができる。財務省などはこの数年も、キャリア採用者のうち9割前後が東大卒で占められており、東大卒の合格者が減ったからと言って、必ずしも「霞が関」キャリアの東大卒が大幅に減るというわけではない。

重要なのは事務系の採用者数