それぞれの私立大法学部の入試の歴史を見ればわかるが、
法学部は経済学部や理系学部なんかと比べると、
入試に要求される科目設定はなかなか安定してこなかったという歴史がある。
今でも国立大学法学部の入試は、数学重視とか英語重視など、
大学によってマチマチ。

この安定しなささの理由としては、
経済や理系学部と比べると、法学の学習には高校時代の特定の科目の習熟具合はあまり関係ないという事実が裏にある。
ぶっちゃけ、現代文とほんの少々の外国語学習歴、おまけで近代以降のヨーロッパの歴史の知識が少しあれば十分。
一定水準の学力があれば、あとは高校時代の偏差値の多少の上下なんてどうでも良く、
きちんとした環境があって、そこできちんと勉強しさえすれば、法曹を目指すことはできる。