自分の行っていた大学、日東駒専レベルだったんだが、メチャクチャ優秀な女子学生がいた。
指定校推薦で入学してきたらしい。
その子の友人によると、早慶も狙える模試の成績も取っていたらしい。
でもどうしても浪人や留年が嫌だったんだとか。

成績が優秀な模範的な学生で課外活動も積極的だったし名の知れている進学校出身だったから
大学のパンフレットにも掲載された。
大学の教授からもいろいろと便宜を図ってもらえいろいろな学外の行事などにも積極的に参加していた。
卒業後、国家公務員一般職採用試験に合格。
今はある省庁の関東地方局に配属されて勤務しているらしい。

高校時代から国家公務員一般職採用試験(大卒)を受験して公務員になると決めていたとか。
国家公務員一般職採用試験の場合、総合職と異なり地方局採用なら試験に最終合格さえすれば、学歴フィルターなどは存在しないんだとか。

だから留年のリスクを捨てるため偏差値10以上下げて、さらに僅かな不合格のリスクを捨てるため指定校推薦で、この大学に来たんだなあと。

付け加えると、その女子学生は全国転勤が多い国家公務員総合職は嫌だったとか。
大学時代からオーケストラに入っていて、仕事と趣味をどうしても両立したくて、最初から転勤が少ない国家公務員一般職か地方公務員しか考えていなかったらしい。

高校の同級生の吹奏楽部員にも同じようにレベルを下げて指定校推薦で進学していたのもいた。
日東駒専や神奈川大学あたりは吹奏楽部や管弦楽団が充実しているとか。

高校のとき、ものすごく楽器が上手になって、音大どう?と勧められても、
現実問題、音大や芸大だと就職口が限られてきてしまい、オーケストラ等に入団できるのはごく限られてたトップレベルの一部だけ。

音楽の教諭の採用も他の科目より採用数は少ないし正規採用より非常勤が多いくらい。
むしろ保健体育の方が多いとか。
音大を卒業しても管楽器奏者だと一番就職口として多いのは自衛隊の曹や士の階級での音楽隊入隊だったりする。

だったら日東駒専や神奈川大学あたりの充実した吹奏楽部や管弦楽団であれば有名な講師、トレーナーが就いて音楽技術を高められる。
日東駒専や神奈川大学あたりであれば公務員試験の国家公務員一般職採用試験や地方公務員の試験対策講座も豊富。

市民オーケストラや市民吹奏楽団に入団している団員の職業って公務員、教員、銀行員、医療関係者、大学院生か自営業で占められている。
こういう職業じゃないとなかなか仕事と両立できないんだって。

もしかすると趣味と仕事を両立できるって人生の勝ち組なんじゃない?