上智大学理工学部の卒業生に出会ったことがないという方が多いですが当然です。

早慶、上智、理科大の各理工系の学部の学生数は下記のとおりです。

慶應義塾大学理工学部 3942人 
早稲田大学3理工学部 7687人
東京理科大学(理・工・理工・基礎工) 11404人
上智大学理工学部 1645人

私立の理工系のうち早慶上理だけで24678人の学部学生数がいますが、
そのうち上智大学理工学部の学生数は6%しかいません。
早慶上理の理工系学生の中だけでも僅か6%です。

さらに国公立大学やMARCHや関関同立の学生を合わせると、上智大理工学部の学生は僅かです。
卒業生に出会う確率は物凄く低いのではないでしょうか?

現在、上智大学理工学部や大学院研究科も多くの理系大学や大学院のように、今は半数以上は研究室からの学校推薦で企業の理系職へ内定が決まっています。
上智大学理工学部は大手企業からの学校推薦の依頼が非常に多いことから、就職活動では非常に恵まれています。

上智大は複雑社会の課題解決へ研究のため理工学部内に横断拠点が設けられます。
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00488986

上智大学理工学部は2019年夏に環境、エネルギー、社会生活など現代の複雑な課題に、研究室横断で取り組む研究拠点を立ち上がります。
同学部の建物改修に合わせ、2棟の1階を外から活動が見えるガラス張りにして拠点の活動場所とします。
まず全固体電池、燃料電池、触媒などの次世代材料で、次いで光関連デバイス、情報の3拠点が整備されます。

20年度には半導体など光関連デバイスの拠点で、レーザー発振や太陽電池の研究のための施設が設置されます。
21年度は人工知能(AI)やビッグデータ(大量データ)、数理科学による解析手法や情報通信技術(ICT)の開発拠点が設置されます。

また上智大学理工学部は下記のように非常勤を除く専任教員一人当たり学生数が国公立大学工学部なみに少なく、少人数教育が特徴です。
非常勤の教員は自分の研究室を持つことが少ないので、私立大学の理工系学部で専任教員が少ない学科では研究室も少なく選択の幅も狭まり、さらに一人の教員に多くの学生が配置されることからきめ細かい指導を受けることができません。
しかし上智大学理工学部は研究室も多く、専任教員の人数も多いことからきめ細かい指導を受けることができます。

(参考)
電気通信大学の専任教員一人当たり学生数=13.08名
上智大学理工学部の専任教員一人当たり学生数=15.9名
東京理科大学工学部の専任教員一人当たり学生数=23.15名